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☆麻縄使い☆流れ星☆の緊縛日誌☆

※ M 女子は綺麗に縛ってやりたい。破れかけた心の襞まで… 魂を抱き(いだき)満る様 それが貴女の もう一つの物語となる様な緊縛を僕はして行きたい。欠けた月がやがて満月となり 輝く光で周りを照らせるように…

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☆ 緊縛カフェ 2 ( 麻縄って奴は )

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麻縄は、私にとり愛すべきじゃじゃ馬です ♪

緊縛用の麻縄には、普通 ジュート麻 ( 黄麻 )という麻が使われています。高級品で 洋服にも使われている あま縄というのもありますが チト高い(笑)それに柔らか過ぎる気がしないでも?

縄という響きから 触れた事のない人は 皆さん ゴツゴツ・ザラザラした印象をお持ちの方が多いですねぇ けど実際緊縛用にメンテナンスされた麻縄を手に取ると皆さん意外な顔をされます。
そう 緊縛用の麻縄は、品質にもよりますが、手触りが良く 艶々とした光沢があります。強く握ると キュッと音が鳴るかも?思わず触っていたい気持ちになってしまいます。

でも最初からそうではありません。生縄というのですが工場で作られたばかりの麻縄は、やはりザラザラしています。藁の荒縄ほどではありませんが、やはり何処かゴツゴツ感もあります。それを緊縛用に( 素肌に触れても大丈夫で扱い易い様に ) 鞣し ( なめし )という作業を行います。まぁ生縄が好物という 勇者なM女性もおられますが?

この鞣しという作業が又個人の好みと秘伝もあるようで、アマな私は秘伝を知ってるほど詳しい訳でもないのですが、私も一般的な?鞣しを加え緊縛用の縄を作ります。
工場で麻縄を作る時 ガサガサした麻の繊維をまとめ均一な縄目を作り耐久性を出す為 タール (石油から作られる)を混ぜ込むようです。麻縄から独特な匂いがするのは、この匂いなんですねぇ 先ずこのタールを抜いてやる必要があります。どうするかというと、普通、鍋で煮るのです。縄にもより好みもあり、5分~1時間程度。で影干しで乾かす。
次に問題なのが 縄から出ている 毛羽という細かなほつれとゴミ 必ずこげ茶色のゴミが所々付いています。これらがザラつきの原因でもあるのですが、ゴミは皮膚に刺さりそうな程チクチクしますので、まず丁寧にゴミをとります。毛羽も生縄の時から付いていますが、煮て乾かすと其れこそ毛糸の様に毛羽が出てきます。これを取るには 毛羽焼きといい火で焼きとるのです。軍手をはめガスコンロを使うことが多いのですが、あまり強火でしたら縄を痛めますので、弱火かライターの火位が良さそうです。面白い様に焼き取れますが、一本 7~8mの縄を二、三本も毛羽焼きすると、段々俺は何してるのだろう?と嫌になってくると思います(笑)
ここまでが結構大変で陰干しの時間も含めると二、三日はかかります^^;
でもこの時点の縄は、タールを抜きましたので、カサカサ感があります。麻縄にはしっとり感と耐久性を保つ為に 脂分が必要となるようです。そこで油を入れます。この油も好みや秘伝で色々ある様子ですが、馬油が一般的です。馬油は 化粧品にも使われ傷を治す効果も期待され 牛や豚の油に比べ匂いも少ない。昔の人はよく考えたと思います。
私は、結果ベビーオイルと純馬油を混ぜて使ってますが、時には素手で何時もは適宜布に含ませ塗り込みます。油の他に蜜蝋を塗ると言う方法も使われてますが 蜜蝋のみ仕上げ のものは しっとり感が足らない気がします。そうして一晩 二晩油を馴染ませると オイ いい顔になったじゃないか ♪ という感じになりやっと緊縛で使える麻縄となります。
しかし ただこの作業を行えばいいかというと そうでもなく やりすぎると腰が抜け(柔らかすぎて) 張りがなくなったり、好みの縄を作るには、ある程度の試行錯誤が必要になると思います。

普通 緊縛用として販売されている縄は、上記の 鞣しを済ませ販売されていますが、後の事を考えてか硬めの仕上げが殆んどと思います。で私は、鞣し済みの縄を買っても 手直しの鞣しを加えます。方法は単純ですがやはり手間はかかります。
先ず縄の梱包を解き肘と手の平にまき 輪にしたら、洗濯ネットに入れ 洗剤も何も入れずに洗濯機の自動コースで洗濯し 陰干し 毛羽が出ますので毛羽焼きし油を入れ一晩寝かす。この時の油は 生縄を鞣す時より少なめで、一晩馴染ませ 束を握りしめキュッキュッと鳴る位がベストかと?これだけで全く違います。

段々減ってはきますが、麻縄は使う都度毛羽が出て来ます。又、汗も吸うでしょう 陰干し 私はファブリーズ 適宜の毛羽焼き 油入れ等のメンテナンスは欠かせません。時には洗濯したくなり、着けおき洗いもしますが、水を含ます都度徐々に腰が抜け やがて使い物にならなくなります。麻縄をしょっちゅう洗濯するのはそれだけ早く寿命を縮める事になるのです。毛羽が出るというのは繊維が抜けるということで、縄が細くなって強度も落ちて来ます。

麻縄は手間のかかる奴なのです。でも手間をかけた麻縄にはその分愛着が湧いてきます。馴染み方が違うのです。

買ったばかりで腰の強い麻縄は馴染みがイマイチですがメンテナンスし使っていると輝きが増し手に馴染み風合いが出て来ます。麻縄は成長して行くのです。やがて痩せぼそり 腰がなくなり役目を終えます。人の一生の様です。
私の 愛縄 ♪ と表現したくなります☆

ここまで お読み頂いた方は、チョット麻縄の見方が変わったのでは?


緊縛には、こういった一面もあるのです。緊縛っていいですよねぇ?




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ハア~大変な作業に感服です

だからこそ、縛られた時感じるのですね

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Author:nagareboshi55ipbg

☆麻縄使い☆流れ星☆


SMという行為 緊縛という行為 世界中にあると思ってます。又、良くも悪くもそれが人々の心と本能の根底に響く行為である。と いうことも?

たまたま 農耕民族であり手先が器用で 細やかな心使いの出来る人々が多く 島国であり 村社会という独特な環境が永く続いた 日本という国に生まれ 育った私は 麻縄を使った緊縛という行為に魅せられました。


麻の縄という道具を選び 先人達の試行錯誤により 考えられ 伝えられた技は 理に叶い素晴らしいものであると思います。ようやくその入り口を覗いたに過ぎない私であろうと思いますが、怪我をさせぬ様 日々の生活の妨げとならぬ様 又、礼節をわきまえ 時と場所を考えて 大好きな麻縄を使わせて頂ければと思っています。


包み込む縄 優しい縄 厳しい縄 綺麗な縄 時に 許さぬ縄 淫らな身体と心を縛り付ける縄 色んな縄があり 其々の縄があってしかるべき 人が人であり 受け手 縛り手 双方の存在意義があり 心の叫びを満たせるもので有れば それで良いのかな? と
そこに伝統芸能の持つような 美しさのテイスト 色香を放つ美しさ 本来の心と身体が出会った美しさ 安心感が滲み出すようであれば、私は、尚 嬉しいと感じます。


綺麗事だけじゃぁすまないし 本能をさらけ出す場所でもあるのが 緊縛でありSM でもしかし、誰もが求める あるがままに 自然なままに 不安や恐れのない 自分は自分である との存在を感じる 居場所であれば…

※ ただプロに縛られようが、アマに縛られようが 「 先ずは安全に 無事帰してネ 」という受け手さんの心は同じ。 そこは、大前提と考えております(^^)



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